色の選択は、画面内から特定の色を選んで残し、それ以外の部分の彩度を個別に調整します。代表的な使い方は「パートカラー」(選択的カラー)表現で、画面の大半をモノクロにしつつ、主体の鮮やかな色だけを印象的に際立たせます。
選択範囲を反転を有効にすると逆の処理も可能です。指定した色だけを脱色し、周囲の背景の色合いをそのまま残せます。

オリジナルエフェクトカラースロット
最大10個の独立したカラースロットを備えており、カラースロットセレクターを通じてスロットごとの有効化状態と目標カラー値を個別に設定できます。
| スロット | 既定の色 | スロット | 既定の色 |
|---|---|---|---|
| カラー1 | #ff0000 | カラー6 | #ff00ff |
| カラー2 | #ffff00 | カラー7 | #ffffff |
| カラー3 | #00ff00 | カラー8 | #808080 |
| カラー4 | #00ffff | カラー9 | #000000 |
| カラー5 | #0000ff | カラー10 | #ff8800 |
既定ではカラー1のみが有効で、残りの9スロットはオフになっています。すべてのスロットをオフにすると選択範囲が空になり、画面全体が非選択部分として処理されます。
コントロール
| コントロール | 範囲 | 既定値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 選択範囲を反転 | スイッチ | オフ | 選択ロジックを反転し、選んだ色を調整して残りを保持 |
| 色相の範囲 | 0 – 0.5 | 0.08 | 対象カラーに対する色相の許容範囲 |
| 彩度の範囲 | 0 – 1 | 1 | マッチングで許容する鮮やかさの差異 |
| 明るさの範囲 | 0 – 1 | 1 | マッチングで許容する明暗の差異 |
| 非選択部分の彩度 | −1 – 1 | −1 | 選択範囲外の彩度オフセット(−1で完全な白黒) |
| ブレンド | 0 – 1 | 1 | 調整後の画像と元の画像との合成比率 |
一致の許容範囲
3つの範囲コントロールが連携して、どの部分を選択範囲に含めるかを決定します。
色相の範囲は判定の主軸となる項目で、色相環上の比率で指定します。既定値の0.08は約29°の範囲に相当し、衣装が光の当たり具合や影によってわずかに変化しても無理なく拾い上げ、隣接する色への不要な侵入を防ぎます。まずは小さめの値から始め、目的の範囲がきれいに選ばれるまで徐々に広げてください。
彩度の範囲と明るさの範囲はどちらも既定値が1で、明暗や鮮やかさに関係なく色相だけで選択します。明るい赤と暗い赤を分けたいときは明るさの範囲を絞り、濁った色を除外して鮮やかな色だけを残したいときは彩度の範囲を絞り込みます。
非選択部分とブレンド
非選択部分の彩度は、選ばれなかった部分の色合いを調整します。既定値の−1にすると背景の色が完全に抜け、定番のパートカラー表現になります。0に設定すると背景は元のまま残り、正の値を指定すると背景の鮮やかさが増して、選んだ主体の存在感を相対的に落ち着かせることができます。
ブレンドは効果全体の効き具合を調整し、処理後の仕上がりと元の画面との間を自然につなぎます。完全に色を抜くのではなく柔らかく色あせた雰囲気にしたい場合は、彩度を個別に操作するよりもブレンドを少し下げるほうが自然な階調に仕上がります。
処理順序
最終更新日:2026年10月16日