レベル補正は画面の階調範囲を割り当て直します。どの入力値を純黒にするか、どれを純白にするか、中間調をどちらへ寄せるかを決めます。PhotoshopやResolveのレベル補正と同じもので、コントラストを締めたり、眠い画を立て直したりするのに使います
コントロール
| コントロール | 範囲 | 既定値 | 効果 |
|---|---|---|---|
| 入力黒レベル | 0 – 1 | 0 | どの入力値から純黒に潰すか |
| 入力白レベル | 0 – 1 | 1 | どの入力値から純白に飛ばすか |
| 入力ガンマ | 0.1 – 4 | 1 | 黒と白の位置を変えずに中間調を上下する |
| 出力黒レベル | 0 – 1 | 0 | いちばん暗い出力値をどこまで持ち上げるか |
| 出力白レベル | 0 – 1 | 1 | いちばん明るい出力値をどこまで下げるか |
既定値は恒等変換です。5つとも既定の位置にあるとき、レベル補正はどのピクセルも変更しません
入力と出力
入力側は階調のどの範囲を引き伸ばすかを決めます。入力黒レベルを上げると、それより暗いピクセルはすべて純黒に潰れ、残りが範囲全体へ広がり直すのでコントラストが上がります。入力白レベルを下げると、明るい側で対称の結果になります
出力側は逆に範囲を狭めます。出力黒レベルを上げるといちばん暗い部分が純黒に届かなくなり、出力白レベルを下げるといちばん明るい部分が純白に届かなくなります。両方を使うと、色褪せたフィルムのような低コントラストのマットな見え方になります
入力ガンマは中間調だけを動かします。1より大きければ明るく、小さければ暗くなり、黒と白の位置はそのままです。両端を動かさずに全体の明るさを変えたいときは、明るさではなくこちらを使ってください
チャンネル
上部のチャンネルは、5つのスライダーがいまどの系統を編集しているかを決めます。マスターはすべてのチャンネルに効き、赤・緑・青はそれぞれ自分のチャンネルだけに効きます。4系統それぞれが5つのコントロールを一式持っており、チャンネルを切り替えても編集対象が変わるだけで、すでに調整した値は失われません
チャンネルごとの調整はマスターに重ねて効くので、色かぶりの補正やスプリットトーンに使えます
よくある使い方は、青チャンネルの出力黒レベルを上げ、赤チャンネルの出力白レベルを下げるやり方です。シャドウが青く、ハイライトが暖かい、映画的な定番の配色になります
チェーン内の位置
レベル補正はカラーグレーディング、カラーホイール、カラーシフトと同じ色処理の工程で、ブルームとディフュージョンのあとに走ります
最終更新日:2026年9月19日