アバターを選んで「トラッキング」を開き、移動やマイク入力の適用方法を設定します。
アプリ全体のトラッキングとアバターのトラッキング
アプリの「トラッキング」ページは、ソースとアバターへの割り当てを管理します。選択したアバターの「トラッキング」には、移動と「マイクによるリップシンク」の設定があります。ソースの割り当てにはフェイストラッキング、ポーズトラッキング、ウェブカメラトラッキングを使ってください。
「コントローラー移動」では、プロファイル、移動速度、反応を設定します。VRMでは歩行クリップや移動方向への回転も利用できます。コントローラーを参照してください。これらはアバターインスタンスの配置を変更し、シーンに保存されます。
「マイクによるリップシンク」は、無効、顔のトラッキングが使えないときのみ、常時のいずれかを選びます。マイクの選択とキャリブレーションは、アプリのリップシンクページで行います。この設定はアバターインスタンスごとに保存されます。
Live2Dには、以下の「モデル全体の移動」もあります。上記のインスタンス設定とは異なり、モデルに保存され、読み込まれた同じモデルのインスタンスで共有されます。
モデル全体の移動
適用対象Live2Dアバターのトラッキングセクションにあるモデル全体の移動は、VTube StudioのMovement Config(モデル位置移動)に相当する機能です。顔トラッキングの頭の位置に合わせてモデル全体が左右(X)および上下(Y)に平行移動し、カメラに近づく・遠ざかると等比で拡大縮小(Z)します。
モデル全体の移動はキャンバス上の配置変換に直接作用し、モデル自身のLive2Dパラメータを変更・消費しません。そのため、パラメータマッピングで設定されたFacePosition*のバインドと競合せず加算して反映されます(両者が同一のトラッキング入力を参照し、互いを相殺しません)。Live2Dモデル側ですでにZ軸の深度パラメータをバインドしている場合は、Z軸の数値を0にするかマスター切り替えをオフにしてください。
各設定項目は以下のとおりです:
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| スイッチ | モデル全体の移動の有効/無効を切り替えます(既定ではオン) |
| 左右 | 頭を左右に動かしたときのモデルの移動量を設定します。範囲は -50 ~ 50、負の値で反転、既定値は6 |
| 上下 | 頭を上下に動かしたときのモデルの移動量を設定します。範囲は -50 ~ 50、負の値で反転、既定値は8 |
| 前後 | カメラに近づいたときのモデルの拡大量(遠ざかったときは縮小)を設定します。範囲は -50 ~ 50、負の値で反転、既定値は11 |
| 前後の拡大中心 | 前後に動いたときにモデルが拡大・縮小する中心点を設定します。既定値はモデルの中心で、一覧から選択するかステージ上でクリックして選択できます |
この設定はインスタンスではなくモデル単位で保存されます:
- モデルと同じフォルダに
.vtube.jsonが存在する場合は、そのModelPositionMovementセクションに書き込まれ、VTube Studioと双方向で同期されます。 - 存在しない場合は、
.persona.jsonのmovementセクションに保存されます。 - 唯一の例外は前後の拡大中心で、VTube Studioに対応フィールドがないため常に
.persona.jsonに保存されます。モデルの静止ポーズ(Rest Pose)におけるアンカー位置で計算されるため、頭の回転でモデルが不意に移動することはありません。
スライダーの範囲は -50 ~ 50で、VTube Studio本体のスライダーは ±20までです。手動でより大きな値を記述した場合は両アプリでそのまま動作しますが、VTube Studio側でいずれかの移動スライダーを操作して離すと、3軸すべてが ±20に再制限されて書き戻されます。
スライダーを離すと即座にファイルに保存され、ステージ上の該当モデルのピン留めされていない全インスタンスに反映されます。スムージング(Smoothing)はファイルから初回読み込み時に適用されます(既定値10)。
最終更新日:2026年10月21日