Personaの基本機能は3つのデスクトップ環境すべてで共通です。Live2DやVRMの描画、表情・モーショントラッキング、エフェクト、3Dライティング、オートメーション、プラグインAPI、Webコンソール、MCPはいずれのOSでも同じように動作します。環境による違いは、主にウィンドウの扱い、OBSでのキャプチャ方法、ショートカットキー、外部ツールとの連携に現れます。
おすすめの環境
Windowsでの利用を推奨
配信環境を自由に選べる場合は、Windowsでの利用をおすすめします。透過ウィンドウやバックグラウンドキャプチャに対するOS側の制約が最も少なく、周辺機器や制作ツールとの相性も万全です。
- ステージウィンドウを隠す機能(Windows限定):OBSのウィンドウキャプチャを続けながら、デスクトップ上からステージを完全に非表示にできます。Win + Dでデスクトップを表示したりタスクバーで最小化したりした場合も自動的にこの非表示モードに切り替わるため、配信画面がフリーズしません
- 最大化で画面フルサイズのキャンバスに:ステージを最大化するとタスクバー領域も含めて画面全体に広がるため、フルHD(1920×1080)モニターでそのまま1920×1080の配信画面を確保できます。macOSやLinuxではメニューバーやDock、パネルを除いた領域までとなります
- 周辺ツールとの連携がスムーズ:公式のStream DeckプラグインやLive2D Cubism Editor連携を同じPC上でそのまま利用できます
- タスクトレイからワンクリックで操作:タスクトレイのアイコンを左クリックするだけで、いつでもコントロールパネルを呼び出せます
普段Macをメインに使っている場合、macOS版はApple Siliconネイティブアプリとして軽快に動作し、描画やトラッキング機能もWindows版と変わりません(ウィンドウの最小化・最大化の挙動のみ一部異なります)。Linux版もすべての基本機能を利用できますが、トレイアイコンやショートカットなどのデスクトップ統合はディストリビューションやデスクトップ環境に依存します。
動作環境とインストール
| Windows | macOS | Linux | |
|---|---|---|---|
| 対応OS | Windows 10以降 | macOS 13 Ventura以降 | Ubuntu 18.04、Debian 10、RHEL 8以降 |
| 対応CPU | x64(Intel / AMD) | Apple Silicon(Mシリーズ)のみ | x64(Intel / AMD) |
| インストーラー形式 | .exeインストーラー | .dmg · .zip | .AppImage · .deb |
| アプリ内アップデート | 対応 | 対応 | 対応(.deb版は更新時に管理者パスワードの確認が出る場合あり) |
ステージウィンドウとOBSキャプチャ
| Windows | macOS | Linux | |
|---|---|---|---|
| OBSでの透過ウィンドウキャプチャ | 対応 | 対応 | 対応 |
| ステージウィンドウを隠す | 対応(デスクトップから隠したままOBSでキャプチャ可能) | 非対応 | 非対応 |
| ステージの最小化 | 自動的に「ステージウィンドウを隠す」に切り替わり、配信が止まらない | OBSの画面フリーズを防ぐため無効 | OBSの画面フリーズを防ぐため無効 |
| ステージの最大化 | タスクバーを含む画面全体に広がり、誤ドラッグ防止のため位置を固定 | メニューバーとDockを除いた領域まで広がる | システムパネルを除いた領域まで広がる |
システム統合とショートカット
| Windows | macOS | Linux | |
|---|---|---|---|
| コントロールパネルを開く | トレイアイコンを左クリック · トレイメニュー · ステージをクリックしてCtrl + , | メニューバーアイコン · アプリメニュー · ⌘ + , | トレイメニュー · ステージをクリックしてCtrl + , |
| ステージを閉じたとき | アプリを終了 | アプリはバックグラウンドで動作を継続(Dockアイコンから再表示可能) | アプリを終了 |
| ファイルのドラッグ&ドロップ | ステージまたはコントロールパネルへドロップ | ステージ、コントロールパネル、またはDockアイコンへドロップ | ステージまたはコントロールパネルへドロップ |
| 取り消し・やり直し | Ctrl + Z / Ctrl + Y | ⌘ + Z / ⌘ + Shift + Z | Ctrl + Z / Ctrl + Y |
| グローバルショートカット | 対応 | 対応(ステージを閉じている間は一時停止) | 対応(X11で動作。Wayland環境では制限される場合あり) |
| カメラ・マイクの権限 | システムのプライバシー設定に従う | 初回利用時に許可ダイアログを表示 | 確認ダイアログなしでそのまま利用可能 |
録画と周辺ツール
| Windows | macOS | Linux | |
|---|---|---|---|
| スタジオモードの高画質録画 | H.264は最大4K 60fpsまで。4K 120fpsおよび8Kでは自動的にHEVCを使用 | H.264は最大4K 120fpsまで。8Kでは自動的にHEVCを使用 | GPUドライバーのH.264 / HEVC対応状況に依存 |
| Stream Deckプラグイン | 対応 | 対応 | 非対応(Elgato公式のStream DeckアプリがLinux非対応のため) |
| Cubism Editor連携 | 同じPC上で直接接続可能 | 同じPC上で直接接続可能 | 別PC(Windows / Mac)で起動中のEditorにLAN経由で接続 |
| 3Dテキストの標準フォント | Microsoft YaHei · 游ゴシック · Segoe UI | PingFang SC · ヒラギノ角ゴシック · Helvetica Neue | Noto Sans CJK · DejaVu Sans |
各環境でのヒントと注意点
Windows
- トラッキング用ポートの競合:WindowsではHyper-VやWSL2、Dockerによって一部のUDPポートが予約されていることがあります。スマホアプリやモーショントラッキングでポートエラーが出る場合は、トラブルシューティングを参考に別のポート番号へ変更してください
- 旧
.msi版からのアップデート:以前の.msiインストーラーは提供を終了しており、アプリ内アップデートに対応していません。現在も.msi版をお使いの場合は、最新の.exeインストーラーをダウンロードして一度上書きインストールすると自動アップデートが有効になります(設定やシーンデータはそのまま引き継がれます)
macOS
- Apple Silicon搭載Mac専用:Mシリーズチップ搭載のMacのみ対応しています。Intel搭載Macでは起動できません
- カメラとマイクの権限許可:ウェブカメラトラッキングやリップシンクを初めてオンにした際、macOSの許可ダイアログが表示されます。誤って拒否してしまった場合は、システム設定 → プライバシーとセキュリティで権限をオンにしてからPersonaを再起動してください
- 配信中にステージが邪魔になるとき:OBSの画面フリーズを防ぐため、macOSではステージウィンドウを最小化できません。作業スペースを広く使いたいときは、ステージをサブモニターへ移動するか、ほかのウィンドウの後ろに重ねておけば、そのままOBSでキャプチャを続けられます
Linux
- トレイアイコンが表示されない場合:GNOME(AppIndicator拡張なし)など、一部のデスクトップ環境ではシステムトレイアイコンが表示されません。その場合はステージウィンドウをクリックしてCtrl + ,を押すとコントロールパネルを開けます
- 3Dテキストの日本語・中国語が豆腐(□)になる場合:3Dテキストの日本語・中国語表示には標準でNoto Sans CJKを使用します。文字化けする場合は、パッケージマネージャーから
noto-sans-cjkフォントパッケージをインストールしてください - Waylandでのグローバルショートカット:Waylandセッションでは、Personaにフォーカスがない状態でグローバルショートカットが効かないことがあります。バックグラウンドでのホットキー操作が必要な場合は、X11セッションを利用するか、WebコンソールやプラグインAPIからの操作をご検討ください
最終更新日:2026年10月21日